久しぶりのカッティング・プロセスの更新です。

最近やっているネーム入れの方法を紹介します。

以前やっていた表皮を削るやり方は現在ではもうやっておりません。  (^.^);

今やっている方がインパクトがあり、又楽でもあるようです。

では、文字のアウトラインに切り込みを入れていきます。


※ ちなみにフォントスタイルを行書体にしているのは、切り込みの時楽だからです。
明朝体、楷書体、ゴシック体などを使うと、ナイフを入れる回数が多くなり、ものすごく大変です。
又行書体の方が個人的に好きだからという事でもあるんですが・・・・
切り込みの深さは5mm程度でしょうか、多少外側に向けて切り込んでいきます。

それと、文字が島状に一塊になっている部分は、線が続いている通りに、スイカを回しながら一筆で切り込んでいってください。
回さないで、文字の左側と右側を同じようなナイフの角度で切り込んでいくと、ヤバイです。 (^.^;) 

こんな感じで切込みが終わりました。
貼っていた紙をはがします。
次に切込みを入れたラインの5mm程度外側にナイフを入れていきます。
一回り入れた状態です。
次に文字の周りの切り込んだ部分を取り除いていくのですが

写真のようにピンセットを使うと簡単です  (^.^)/

でも写真撮るの大変ですよっ!! 
右手にナイフ・ピンセット、左手にカメラ、それでもって利き手じゃない方でシャッターを押す
涙ぐましくも、人が見たら滑稽な光景でしょうね〜(私は真剣ですけど・・・・)

じゃぁ、撮ってもらえばいいじゃないの、と思われるかも分かりませんが、仕事か趣味か分からないような事に手伝ってとは、なかなか言えないところでもあります・・・・・。

さて、こんな感じで文字が浮き上がって見えるようになりました。
これで終わってもいいのですが・・・・・・

この文字をもっと際立たせるために、更に深くナイフを入れていきます。

1cmぐらいの深さで文字の周りを再度切り込んでいきます。

じゃぁ、最初から深く入れとけばいいのにと思われるでしょうが、実際やってみたら分かります。 (^.^);

それが終わったら、今度はその周りにギザを入れながら切り込みを入れていきます。
一回りしました。

ポイントは前に入れたナイフの刃先と、後に入れたナイフの刃先が傾き・深さがきっちり合うようにすることです。

するとこんな風になり、文字が更に浮き出て見えます。
スイカの赤色の部分をうまく出すようにすることで、もっと感じが良くなりますよ。
後、バラの花を彫りこんで、完成です!!

これで1時間チョイかかったでしょうか・・・・

今日はこの他にも5個作りましたので、丸一日スイカと遊んで、お仕事は終わりです。